~山中で修業にいそしむ高僧の寺に毎晩、普賢菩薩が現れる。
修業の功徳と考えた僧は猟師にそれを打ち明けた。
その夜、菩薩を現認した猟師は平伏する僧をよそに弓を絞った。
仏様なら自分などには見えないはずだと。
射抜かれた狸の死体が菩薩の正体を示していた。~
博学で信心深い僧に対して、猟師は無学無信ながら常識によって危険を看破したという話です。
『宇治拾遺物語』
読売新聞(2025.3.19夕刊より)
われわれ投資家は、時として他の一般の人よりも株に対して信心深いゆえに、その本質を見誤ってしまうことがあります。
株価がもっと上がるのではないのか?
株価はこれからも下がり続けるのではないのだろうか?
塩漬け、ろうばい売り…など、投資活動には、さまざまな難題が待ち構えています。
われわれ株教の人間は、自分の信仰に従い、心を振り回され、気持ちを惑わせてしまいがちです。
ときに自分を捨て、世の中の“常識”という目をもって、投資をすべきことも必要ですね🐨
優待利回りが15%なんておいしい話はありませんからね!👧
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